三嶺　２００７年７月１６日

　台風の過ぎ去った後の三嶺に行った。往路は貞光ルートから行き、復路は神山ルートから帰った。どちらも山崩れ、土砂崩れなく通行できた。見の越から三嶺へも問題なく車で行くことができた。途中１ヶ所で工事中であったが、対向の車もほとんどなくりっぱな駐車場に着くことができた。この距離はやや長かったが。駐車場から山に向かって２つの道があった。最初勘違いして別の道に進んでしまったが。登山口に向かう林道はすごかった。台風の傷跡がその道に残っていた。前回来た時はそれなりの林道であったが、今回は流れ出る水で道が大きくえぐられていた。所々では林道が水であふれかえっていた。この修復はさぞ大変だろうと思う。歩行で行くにはさほど問題ないが、とても車でいけそうにない。

　登山口からはほぼ１本道。途中１ヶ所でくずれていて、そこは道なき道を歩んだ。しかしすぐに正規の登山道にたっすることができた。この日は１５日、１６日と連休であったが、登山者は少なかった。台風の後の悪天候や道を心配した故か。グループで来ている人ばかりであったが、最後に会ったのは２０人を超えるような大勢であった。三嶺の登山道は剣山ほど楽ではない。しかし自然らしくて歩きがいもある。山頂にはコメツツジの愛らしい花が咲いていた。このように山の上だけに咲いている花があるというのもうれしいものである。今回同行のＮ君は運動不足故かやや苦しそうな登山であったが、山頂に達するとその苦しさもすっかり吹き飛んでいた。山頂はやや寒かった。近くの避難小屋に行ってお弁当を食べ、下山した。今回はコメツツジの花を初めて見たのと、台風後の水の多さに感動した。あちこちから滝のようにすごい水が山の上から流れていた。これも自然のなせる業か。

コメツツジの愛らしい花