一の森、剣山、次郎笈を歩く
２００９年８月３０日

　この日は衆議院議員の総選挙の日。私は早朝それを済ませて、剣山方面に向かった。貞光方面から行ったが、朝からドンヨリのいま一つの天候。一宇村では選挙故か人が多く集まっていた。その道端でもいつもより多くの人を見かけた。剣山近くになって、濃霧状態となっていた。何かしら不吉な予感。その駐車場にはすでに多くの車が駐車していた。少し肌寒いように感じながら進み始めたが、やっぱり暑かった。曇天でもやはり８月は暑い。下界の気温よりはまだしのぎやすいようであったが。剣山行きの途中から一の森方面に向かう。ここはキレンゲショウマのある場所。しかしその面影はなく、そこにはトリカブトの群生があった。紫の花が瑞々しく美しかった。そこを過ぎると「お花畑」に別の２つの花の群生があった。そしてそこからはコケが美しい登山道を歩いて行った。一の森山頂周辺をうろうろした後、昼食を食べた。このころはまだ強い日差しが時々あった。そこから剣山方面へ歩く。この途中から再度濃霧が表れ始めた。幾分涼しくなりそれそれでよかったが。乾山山頂では多くの登山客で賑わっていた。私はそそくさと次郎笈へ。ここへたどり着くころ小雨がぱらぱら。降ったり止んだりで、そのまま合羽を着ずに下山した。その途中の山小屋で雨模様が本降りに感じられたので、合羽を着て下って行った。しかし皮肉にもそれを着ると間もなくして雨はほとんど止んでしまった。そのまま駐車場に行き、そそくさと帰路についた。しかしここから最悪。濃霧は強烈で視界がめちゃくちゃ悪い。これで無事帰れるか不安いっぱいとなる。何回も車を停止し前を確認しながら、神山方面を進む。途中でエアコンをいれた。これで目の視界が良好となる。これ以後安心して運転することができた。それまでの１５分くらいの運転は非常に怖かった。１台も対向の車がなくて幸いであった。外界の濃霧で視界も悪いが、車の中も湿って濃霧状態となっていたのだ。これに気付くのが遅かった、とほほ・・・車の運転は前が見えなければ無理だということがよくわかった。この日ひとつ大きな教訓を恐怖を感じながら知ることができた。

シコクフウロの花があちこちに咲いていた
一の森方面のお花畑にて
トリカブトの群生があった