２月３日現在毎年みられる流感の患者はほとんどいなかった。いつも今ごろは、午後の診察でも熱発や点滴した方が良い患者などがいて賑やかなことが多い。しかし、今年はそれらの方が少なく、昼からはガランとして暇な日もある。昨日もそのような日であった。午後２時半過ぎ、１人の患者を診た後、受付の事務員から変な人が来ていると連絡を受けた。バイクでやってきた２人連れの男女である。
いきなり当院に着くなり、２人共何も言わずにトイレに行った。男が直ぐ出てきたので、事務員が『診察ですか？』と尋ねた。
男は『違います｡』と言うなり、勝手にテレビをつける。
女はかなりの時間が過ぎてもトイレから出てこないので、事務員が大丈夫かと心配して尋ねた。男は『いつも長いんじゃ！』と答えてくれた。あまりにも女のトイレが長いので、私はイライラしながらどうしたものか迷っていた。女性トイレを占拠しつづけるのも、他の患者さんの妨害になるのも困るし、その女姓の具合が悪くなって倒れていては大変である・・・。
結局、２回目に看護婦が外から声をかけた後、ようやく元気にスッキリ（？）としてトイレから女は出てきた。トイレを占拠すること３０分以上。最後には『有難う。』らしきコトバを残して立ち去っていった。ナントもはや・・・スタッフ一同あきれるばかり。