世界のマラソン

　世界のマラソンの旅を紹介します。私はゆっくりランナーです。数年前，雑誌を見て誰でも参加できるマラソン大会が世界各地にあることを知りました。観光旅行も兼ねて、ただ外国で走ってみたいという気持ちから海外マラソンに参加するようになりました。現在までに世界各地の２０大会に参加しました。

1.アジア地区
　韓国・慶州さくらマラソン上海マラソン　バンコクマラソン　シンガポールマラソン　　　バリマラソン

２．オセアニア地区
　ゴールドコーストマラソン　オークランドマラソン

３．アメリカ・カナダ地区　
　バンクーバーマラソン　ホノルルマラソン　ボストンマラソン　　ニューヨークシティマラソン　ロサンゼルスマラソン　アラスカマラソン

４．ヨーロッパ地区　
　ロンドンマラソン　パリマラソン　アムステルダムマラソン　ベルリンマラソン　バルセロナマラソン　ローマシティマラソン　ローザンヌマラソン　

以上の２０のマラソン大会ですが、バリマラソンは２回参加、バルセロナマラソンは脚の故障のため応援，見学という形で参加しました。これからゆっくりランナーの私から見た各マラソン大会の印象，特徴などとマラソンツアーとしての観光面での面白さや充実度ともう一点そのツアーに参加してどれだけリフレッシュできたか、それぞれについて採点してみます。（　）内は私が出場した種目です。

オセアニア地区　　　　　　　　　　

　①　　ゴールドコーストマラソン　（１９９０・７・２２）　（ハーフマラソン）　　　
　フルとハーフの２種目があり、オーストラリア選手権も兼ねていた。日本からオリンピックランナーの増田明美さんや男子の新宅選手もハーフに参加していたが、彼等が優勝できないくらいレベルの高い大会であった。しかし、私みたいな市民ランナーも多くいて、普通に楽しく走ることができた。日本の気候は梅雨明けの真夏で、最も蒸し暑くマラソンなどできるような天候ではないのだが、現地では最高気温が２０度ぐらいで快適なマラソン日和であった（スタート時は１０度ぐらい）。コースはサーファーズパラダイスの海岸沿いを走る平坦な気持ちの良いコースであった。。　

　　　　マラソン満足度　☆☆☆☆　観光度　☆☆☆　リフレッシュ度　☆☆☆☆

　②　　オークランドマラソン　（１９９９・１０・２４）　（フルマラソン）
　この時、オークランドではヨットレースのアメリカズカップの予選大会が行われていた。気温はスポーツに最適で、桜の花が満開に咲いていた。マラソンコースは市の中心街からスタートし、海岸沿いの道路を直線的に走り折り返してくるものだが、ハーフは１回、フルは２回繰り返す。この日の天候は昼頃まで曇り空で気温は上がらず、景色はたくさんのヨットが見えたりして快適なマラソンであった。私は目覚まし時計のＡＭ５時をＰＭに間違えてセットし，他の参加者が６時にホテルを出発する頃に起床。スタート地点がすぐ近くであったので、何とか間に合った｡しかし、走っている途中で便意をもようした。幸い、コースの至る所に公園のトイレがあり、助かった。これがなければ・・・。

　　マラソン満足度　☆☆☆☆　観光度　 ☆☆☆☆　リフレッシュ度　☆☆☆☆　

①　慶州さくらマラソン　（１９９５．４．8)　（ハーフマラソン）
　日本から近いので、大勢参加していた。何といっても長く，長く続く桜並木は一見の価値あり。又、レンギョウの黄色の花もそれに負けないぐらい道路を彩っていた。ただし、マラソンコースは不明瞭でフルマラソンの人が途中で迷ったりとか、前日にコースが変わったりとか今ひとつであった。

　　　マラソン満足度　☆☆☆　観光度　☆☆☆☆　リフレッシュ度　☆☆☆
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
②　上海国際マラソン　（１９９７・１１・３０）　（フルマラソン）
　中国ではマラソンというスポーツは全然普及していない。第２回目のこの大会に参加したが、フルマラソンの参加者は１０１人と少なく、日本人が約３分の１を占めていた。国際マラソンであったが、他の外国人はほとんどいなかった。日本の企業が主にスポンサーとなっていたため、ゼッケン番号は日本人から先に並べてくれた。当日は曇り空で肌寒い一日であった。コースはバンド地区を過ぎると，沿道のギャラリーはほとんどいなくて広い道路をもくもくと走るものであった。ただ，交差点の交通整理はしっかりしていて、ランナーを優先させてくれた。もうひとつ残念だったことは、エイドでは飲み物しかなかったこと。参加人数が多ければもう少しサービスも良かったかも。

　　マラソン満足度　☆☆☆　観光度　☆☆☆　リフレッシュ度☆☆☆　　

③　バンコクマラソン　（１９９６・１１．２４）　（ハーフマラソン）
　非常に暑いなかで走るマラソン大会である。それ故にスタート時間はフルマラソンが４時３０分、ハーフが６時であった。私は暑さを考えてハーフにエントリーしたが、同室の人がフル参加者で、ホテルを出発したのは何と３時３０分であった。この暑い国のマラソンであるが、参加者は結構多かった。それはこの大会が賞金レースのためか？コースはバンコク市の中心地を走るもので、交通量も多く車の排気ガスも気になった｡このマラソンはタイ国ジョギング協会主催であるが、犬を５匹連れ一緒に走ったっ女性ランナーがいたのが面白かった。

　　マラソン満足度　☆☆☆　観光度　☆☆☆　リフレッシュ度　☆☆☆

④　シンガポールマラソン　（１９９４．１２．４）　（ハーフマラソン）
　ハーフとフルマラソンの２種目があり、５時３０分に両者とも同じ場所から同時スタートであった。エントリー数は約２３００人で、暗闇の中のスタートであったが、混雑することなく和気あいあいとした感じがあった。暑い国で早朝のためか,もともとマラソンに関心がないのか沿道には人の姿がほとんど見られなかった。そして交差点にいくと交通整理の警官に走ることを止められた。又、そこを渡っている時速く走れと言わんばかりにクラクションを鳴らされたりした。いやはや,少し肩身を狭くして走る大会であった。

　　マラソン満足度　☆☆　観光度　☆☆☆　リフレッシュ度　☆☆☆

⑤　バリマラソン　（１９９３.１０.２４）　（１０ｋｍ）
　　　　　　　　（１９９４．１０．２３）　（ハーフマラソン）
　これも暑い大会である。暑いうえに湿度がとても高い。少し走るともう汗でびっしょりとなった。毎年日射病で倒れる人がいるらしい。参加者は地元の人とあとは日本人がほとんどで、全体の半数近く占めていた。幸いコースの沿道には比較的大きな街路樹があり、その木陰に助けられて走ることができた。昼時に走るのであれば、日射病続出の恐怖の大会になっているだろう。

　　マラソン満足度　☆☆☆　観光度　☆☆☆☆☆　リフレッシュ度　☆☆☆☆☆

アジアの建物


韓国のホテル・コモド　（釜山）	湖水亭　（上海）

ダイナスティホテル　（バリ島）	ラッフルズホテル　（シンガポール）

タイの宮殿	大理石寺院　（バンコク）

１	ゴールドコーストマラソン	１９９０．０７．２２
２	オークランドマラソン	１９９９．１０．２４

完走メダル

ゴールドコーストマラソン	オークランドマラソン

１	慶州さくらマラソン	１９９５．０４．０８
２	上海国際マラソン	１９９７．１１．３０
３	バンコクマラソン	１９９６．１１．２４
４	シンガポールマラソン	１９９４．１２．０４
５	バリマラソン	１９９３．１０．２４１９９４．１０．２３


バリマラソン	バリのお祭り


犬も走るバンコクマラソン	完走メダル