第1回海部川風流マラソン
2009年2月22日

　以前あった「南阿波サンラインマラソン」に行くような気持ちで大会に参加することにした。なかなか徳島の南方に出かけることはめったにない。海部川流域というのも初めてで新鮮な気分となった。前日には今までのように日和佐に泊まる。そこから約30分くらいの所が会場となっていた。「まぜのおか蛇王運動公園」は予想以上に広く、りっぱな所であった。会場にはスタッフがたくさんいて、参加者の車が続々と集まってきて活気があった。そもそもフルマラソンを「風流（フル）マラソン」と名付けていることがユニークで人を引き付けるネーミングとなっていた。なお、当日はやや気温が高めの予想となっていたが、曇天で最高のマラソン日和であった。

　大会前のセレモニーでは飯泉知事の挨拶があったり、ゲストとして弘山晴美さん、ボクシングの川島郭志さん（初フル参加で4時間以内のタイムで完走していた・・・さすが元世界チャンピオン！）そして他のゲストランナー以外にあの女優の水野真紀さんの挨拶もあった（この参加理由は皆さん言わずもがなですよね）。

　上の写真はスタートして数百メートルの場所で、知人（大先輩のランナー）が仲間を撮っていた時偶然私が写ってしまった。右端の黄色のキャップが私の雄姿である。コースはその後その名前通り海部川流域をさかのぼっていくものであった。2回の折り返しがあるが、その道は公道であり、道端には大勢の応援してくれる人がいた。幼稚園児、小学生、中学生の子供からおじいちゃん、おばあちゃんまで（老若男女のうち老若が多かったか）・・・とにかく大勢の人が集まってくれて熱い声援をかけてくれた。その姿は何か珍しい人間を見るような眼差しがあったり、「ようもこんなにランナーが走るもんじゃなあ」と感心したりしているようでもあった。私も逆に大勢のギャラリーに感謝しながら、その姿を目に焼き付けるようにしながら走った。ということで長いフルマラソンの中でこのような大勢のギャラリーに大変励まされ、気持ちよく走ることができた。もう一つ感心したのは走る道が非常にきれいに清掃されていたこと。塵一つなく、道端の雑草はきれいに刈られていた。ということで今回のフルマラソンがいかに地元の人が思いを込めて運営しているのか胸に響くものがあった。私の走りも比較的スムーズに最後まで走ることができた。それはエイドの充実にも感謝しなければいけなかった。給食も予想以上に質、量とも豊富にあった。

　天候にも恵まれ今年初めてのフルマラソンもかなり満足いく走りができた。タイムも4時間32分あまりで最近ではいい方であった。歩かずに余力を持って5時間以内に完走できれば万々歳である。特に今回は軽い腰痛もあって少し不安もあったのに、それを全く感じることなく完走できたので自信にもなった。そしてうれしいのは知人のランナーに会ったり、見かけたり、話をしたりすることができたこと。また直接知らない、今までの大会で見たことのある参加者を見つけることも楽しみとなった。お互いに「又走っとるな」、「まだ走っているんかいな」・・・と思っているかもしれない。