07 オンツツジマラニック
2007年5月27日

 香川県のFさんと再度高越山に登る。今日もいい天気。しかし昨日から黄砂が飛んできている。何ともいやらしい。せっかく晴れているのに、遠くの山はかすんでいる。きれいな緑が台無しだ。気分的にもこの空気の中を歩き回るのは少し気が重い。しかし船窪公園のオンツツジもそろそろ見ごろでなくなるだろう。今日がその花を見る日曜日としては最後のチャンスだろう。ということでウルトラランナーのFさんと早めのペースで山に登る。

山頂にてくつろぐFさん


 Fさんは予想以上の快調ペースで駆け上がる。速歩という感じ。私はついてくのがやっと。暑さは大したことがなくてよかった。ここの登山は最初から最後まで同じような上りばかり。いいのはこの登山道はかなり整備されていていること。この日も他の登山者は少なかった。真ん中の中ノ郷で小休止した後すぐに山頂を目指した。ここから幾人かの登山者を追い抜いていった。結局休憩したのはその中ノ郷だけで高越寺に着いた。Fさんは初めての山でも最後まで快調であった。彼がいたおかげで予想以上に軽く上までいくことができた。1人であると疲れと単調さでつい休憩しがち。周囲をほとんど見ずに黙々といいペースで進むことができた。

高越寺〜山頂、そして奥の院へ


 お寺で小休止した後、山頂に向かった。ここでも休憩を取った後、奥の院から尾根伝いにお寺の駐車場に進んだ。ここは結構面白い山道であった。そこからいよいよ船窪公園へ。さすがにお寺は閑散としていたのに、ここから公園に向かうまでは登山者、観光客らが次々と歩いていた。本来ならここはランでいこうと思っていたが・・・。やはり早歩きで向かう。Fさんと話しながら進むとあっという間に到着した。ここのアップダウンは全然苦にならなかった。1人で歩くと結構しんどいんですが・・・。

見ごろのピークは過ぎていたが、 やはりオンツツジはすごかった



 もうピークは過ぎて、花はかなり散っていたが、オンツツジは素晴らしい。山を赤く染めてしまう。一際明るい、目立つような真っ赤な花の色。当然のことながら人で賑わっていた。患者さんやら知り合いのハイキング仲間にも出会った。天気もいいので、ここでお弁当を食べている人も多く居た。この日は徳島の最高気温は30度以上の真夏日であった。ここは丁度良いピクニック日和。ハイキング、ウォーキングも気持ちいい。今回の登山では高地の花はあまり見かけなかったが、蝶がいろいろ飛んでいるのを見ることができた。有名なアサギマダラ、その他テングチョウ、アカタテハ、ミスジチョウなど。これはFさんに名前を教えてもらった。

帰りに「一輪草」を発見


 帰りのスピードも速かった。お寺の駐車場からお寺まで約20分かかるが、Fさんはスイスイ進む。12分で到着した。高越寺はのんびりとしていて、ここで昼食を取った。Fさんは凍らせた缶ビールを2本用意してくれていた。それは最高のご馳走であった。いい気分で山から下に駆け下りた。下りも予想以上にスイスイと下った。急な坂は小走りに走った。やはり中ノ郷で小休止した後登山口、山川町まで一気に進むことができた。