　２０１０年６月６日

　「モネの庭」という場所に魅力を感じ、この日帰り旅行に参加した。高知県は昔１年２か月住んでいたところ。今は高速道路で非常に便利になっているが、当時は片道約４時間かけて行き来していた。春野町はお遍路さんで行ったことがあった。そこに「あじさい街道」なるものがあったとは、知らなかった。しかし行ってみると、何とその道は確かに自転車で走ったことがあった。このとき「サイクリング遍路」で自転車で高知県の札所を回っていた。そして春野町の温泉宿にも泊っていた。懐かしいような、少し物足りないようなその道。確かにアジサイが道沿いにたくさん植えられていた。約５ｋｍも続くという。しかし道路沿いにあるこじんまりとしたそれはあまり風情がなかった。やはり自然に溶け込んだバックグランドがなければ味気ないもの。散歩道としては最高であると思うが・・・。ただし、小さな用水沿いにあり、車の道路とは別になっていたのは素晴らしかった。

　次は「モネの庭」。高知市内で市場の見学や昼食をとった後、そこに向かった。安芸市から５５線を室戸方面に行く。北川村というやや国道から少し南に入った場所にあった。そこは別天地であった。何かしら洋風の雰囲気が最初からあった。高知という日本にあるのが不思議なような景観があった。それもそのはず・・・フランス人？の人が総監督してこの美しい庭を作ったようである。というわけで全体に洋風そのもの公園、庭、建物、植物・・・とあの池。スイレンの花の咲く池、何かゆったりとした心をくつろがせてくれるモネの風景がそこにあった。そのスイレンの花は３時頃には閉じてしまうらしい。何とかそれに間に合い、その独特な風景を十分堪能することができた。またそこにはたくさんの見たことがないような花がいっぱい咲いていた。またたっぷり時間があれば、この広い公園をゆっくり散策することができるようになっていた。自然の森、光の庭、花の庭そして水の庭と４つのパートに分かれていた。確かに非常に居心地のいい空間がそこにあった。