私の映画鑑賞 3
81)2003年9月15日
「パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン」
海賊映画なんてどんなストーリーかと思えば・・・今ひとつ。やはり宝物が登場してきたのにはやっぱりと思ったが。あの悪役の海賊の不死身と生身の人間との戦いには参った。勝てるはずがない!!ヒロインのかわいい女優がどんどん強くなるのも「インディ ジョーンズ」風か?!どちらかというと子供向けの作品である。松竹にて約10人。
☆☆
82)2003年9月20日
「シモーヌ」・・・アル・パチーノ
いかにもこんなストーリーができてもおかしくない。あまりにも誇大な話となっているが・・・。 ヒロインはさすが超一流モデル出身だけに抜群のプロポーションだったが、顔はやや個性的。口が非常に大きいのが印象的。北島にて約10人。
☆☆☆
83)2003年9月21日
「釣りバカ日誌14」・・・西田敏行、高島礼子、三宅裕二
高知県が舞台。四万十川もチラリと出てくる。三宅裕二がよかった。彼の持ち味が十分に発揮されていた。とぼけた雰囲気とノリノリの歌も良かった。間カンペイもそれなりの登場で面白かった。1000円均一のせいか大入り満員。ナンデこの映画だけ全国均一で1000円なの??しかしながら、松竹1は小さいスクリーンがパットしないなあ。
☆ ☆☆☆
84)2003年9月23日
「ドラゴン・ヘッド」・・・妻夫木聡、SAYAKA
いかめしいタイトルであるが日本の映画である。タイトルの意味不明。内容もよくわからなかった。(^_^;) 天災?により日本が破壊され尽くした中で生き残った者がたくましく生きていこうとするストーリー?最初から最後まで画面は暗い。ワンカットだけカラーで鮮やかな場面あり。CGのせいか一応リアルな風景ができあがっていたが。もう少しはらはらドキドキの場面が欲しかったような気がする。北島にて広い会場ながら観客数は5,6人。
☆☆
85)2003年10月3日
「座頭市」・・・北野武
なかなか面白い展開でそれなりの工夫がなされていた。ただ、やたらと切るシーンが多かったが。テンポとバックミュージックがよかった。北野流のジョークも時折混じっていたし・・・。やたらと市が強すぎる感は否めない。全くの危機感がなかった。もう少し弱い面も出しても良かったのでは・・・。北島にて、60〜70人程度。
☆☆☆☆
86)2003年10月5日
「サハラに舞う白い羽根」
この内容は昔あった本当の話??それとも少しアレンジしたもの?ありそうで、ありえないような話。軍人を辞めるのがあまりにも唐突すぎる?婚約者との破局があまりにも簡単すぎる?いとも簡単に単身で戦場に行ったのは?あの現地の味方の人間が現れなければ全く話にならない。敵地の中で容易く友人を助け出したのは奇跡的?白い羽根は本当の話か!蔵本にて5人。
☆ ☆☆
87)2003年10月9日
「talk to her」・・・スペイン映画?
切ない話である。一途な男の悲しい物語。現代社会ではこのような人間も実在するのでは?片や現実社会を真に受け止めて、それなりに覚悟を決めて生きる男。2人の友情がまた物語を熱くしていた。こちらは悲しみに打ちひしがれ、片や思いつめた男は嬉々として彼女?の世話をする。その後嬉々としていた男が自らの過ちで絶命する。しかしその心は決して最後まで落胆していない。何が正しいことやら、幸せなことやら・・・。北島にて約20人。
☆☆☆☆
88)2003年10月12日
「福耳」・・・宮藤官九郎、高野志穂、田中邦衛
とぼけた感じの主人公が何ともいえない。こんな主役もまれではないだろうか。コメディと言えるほど単なる可笑しい話ではない。むしろ老人問題をシリアスに捉えていた場面もある。鏡のシーンがよくできていた。2人の持ち味が十分に発揮されていた。高野志穂さんも「さくら」とは少し違った雰囲気をだしていたが、似ていた部分もあり。北島にて8人。
☆☆☆
89)2003年10月23日
「トゥームレーダー2」・・・アンジェリーナ・ジョリー
まずまずのアクション映画。それにしても強すぎる。女版ジェームス・ボンド?向かうところ敵なしといいたかっこよさ、たくましさあり。最後に化け物みたいなのがでてきたのには、いささかがっかりしたが・・・。前回よりはストーリーが面白かったような気がする。北島にて10人ぐらい。
☆☆☆☆
90)2003年10月26日
「陰陽師U」
あまりパットしたストーリーではなかった。昔ながらの展開、テレビドラマであったような話。映像はそれなりに映画らしかったが。つい途中で眠くなったぐらい。中井貴一はそれらしく似合っていた。東宝にて約20人。
☆☆
91)2003年10月31日
「リーグ・オブ・レジェンド」・・・ショーン・コネリー
主役のショーン・コネリーが楽しみであった。彼はまずまずの役をこなしていたが、ストーリーがいまいちであった。登場人物が奇想天外に出てくるにはなかなか奇抜であったが・・・。どうも話が子供向け?大の大人には少し無理があったか。北島にて約25人。
☆ ☆
92)2003年11月3日
「マッチスティックメン」・・・ニコラス・ケイジ
最後はどんでん返しのストーリーでそれなりの面白みはあった。仲間割れの原因が今ひとつ明確ではなかった。主人公の潔癖症が最後ははっきりせず。あのドクターも結局は「詐欺」の仲間だったのか?最後はめでたしのハッピーエンドで終わったのが救いである。蔵本にて5人。
☆☆☆☆
93)2003年11月9日
「ティアーズ・オブ・ザ・サン」・・・ブルース・ウイルス
特にストーリーは目新しいものではなかった。しかし最後のクライマックスはそれなりに盛り上がった。あの戦闘機をもっと早く呼んでいたら、特に問題がなかったのだけれど。あの後の展開が気になるところ。アメリカの戦闘機が現地の軍隊と戦ったのだから。しかしアフリカの内戦というのはあんな展開になるのだろうか。現実としたら恐ろしい。北島にて約30人。
☆☆☆
94)2003年11月23日
「シャンハイナイト」・・・ジャッキー・チェン
上海のタイトルだから、主にそこが主舞台かと思っていた。大体はイギリスでの出来事が主体であった。ジャッキーのアクションがやはり売りであった。背景もなかなかゴージャスにしてあり、単なるアクション映画でもなかった。また、登場人物が面白い。コナン・ドイル、チャップリンなども登場。最後はめでたし、めでたしのハッピーエンド。北島にて約25人。
☆ ☆☆☆
95)2003年11月28日
「キル・ビル」・・・タランティーノ監督
はちゃめちゃ映画。これで結構印象的。とにかく日本刀で切りまくる。腕や頭が真っ二つ。血がドバアー・・・ばかり。何故主人公が殺されかけたり、何故4年後に復活したり・・・。復習映画ならもっと巧みな展開があってもいいのだが・・・。これも完結編ではなかった。北島にて約10人。
☆☆
97)2003年12月7日
「マトリックス・レヴォリューションズ」・・・キアヌ・リーブス
3作目となると新鮮味が落ちる。アクションも今ひとつ冴えない。やたら機械物が目立つ。全体としてあまりパッとしなくなった。主人公のキアヌも印象が弱い。最初の作品はかなりインパクトが強かったが。蔵本にて3人。
☆☆
98)2003年12月21日
「ブルース・オールマイティ」 ・・・ジム・キャリー
もう少し笑えるような作品かと思っていたら、意外とつまらない話であった。ジムがひとり張り切っているという感じだけ。もう少し自然に笑えるような場面があったらいのに。コメディの映画は予想外に難しいのかな?北島にて約25人。
☆☆
99)2003年12月30日
「ミシェル・ヴァイオン」・・・フランス映画
ルマン24レースの戦いの映画。スポーツ的要素があったり、陰謀があったり、スピード感があったり、それなりにスリリングな展開があった。予想以上に面白かった。悪役が若い美人というのが少し迫力不足?北島にて7人。
☆☆☆☆
100)2004年1月4日
「バッド・ボーイズ2バッド」
やたらとアクションだらけ。カーチェイスと拳銃の打ち合い。ストーリーはよくわからない所もあった。主人公の彼女がおとり捜査をやっているが、どうもそちらの方が納得いかないとこがあったような・・・。最後のクライマックスもあれだけの警官がキューバに行くのも不自然。そして軍隊に囲まれたこの人たちの運命やいかに??救出作戦はどうもへんてこなストーリーや結末に終わった。北島にて100人ぐらい。
☆☆
101)2004年1月11日
「すべては愛のために」・・・アンジェリーナ・ジョリー
言わんとすることは何となく理解できるが、どうもあまりすっきりした内容ではなかった。世界の悲惨な地域に赴いて献身的に人道的な仕事をしている人たちの姿には共感できるが・・・。大きな流れや地域の特殊な問題に逆らって仕事をするには無理な点も多いような気がする。このような人たちは今でも世界各地で仕事をしているのか、平和な日本では恥ずかしながら実感が乏しい。
☆ ☆☆
102)2004年1月17日
「半落ち」・・・寺尾聡
なかなか見ごたえがあった。豪華キャストですべての役がはまっていた。いろいろな話題も提供、骨髄バンク、アルツハイマー、警察や検察庁の内部や報道との関連とか・・・。やはり最高は寺尾聡の表情と演技か。最後の判決の部分は腑に落ちなかったが・・・。日本映画の素晴らしさが充分に発揮されていた。ラストシーンや音楽(森山良太郎の歌も良かった)。北島にて70〜80人。
☆ ☆☆☆☆
103)2004年1月18日
「ラスト・サムライ」・・・トム。クルーズ、渡辺謙
期待はずれ。ストーリーも今ひとつスッキリしなかったし、何故戦いになったのかもう一つよくわからない。合戦になると急に味方の兵士がどっと増えたり、トムだけ生き残ったり等が不自然。小雪が最初からトムにやさしく接するのもおかしい!主人を殺した憎い敵なのに・・・・。雪が溶けるまで滞在というがそんなに雪国でもなかったはず。アメリカ人が無理やり日本の内部を作り出すのが土台無理であったか。蔵本にて10人ぐらい。
☆ ☆
104)2004年1月24日
「リクルート」・・・アル・パチーノ
今ひとつわかりにくい複雑な内容ですっきりしなかった。奇をてらいすぎ?もう少しわかりやすく表現して欲しかった。結局アル・パチーノが悪者?!善と悪の戦いが複雑怪奇でもうひとつだった。北島にて10人ぐらい。
☆☆
105)2004年2月11日
「ラブ・アクチュアリー」・・・ヒュー・グラント
何やらワイワイガヤガヤの恋愛話、盛りだくさん。一つ一つの深みはないが、まずは楽しいストーリーである。これでもかというくらいの恋愛が進む。こんなに簡単にいくのなら苦労はないが・・・。何しろ1国の首相の恋愛もあるのだから、スケールは大きいか。ポルノ俳優の話がなければ子供にも見せられるのに・・・。蔵本にて30人ぐらい。今日は特別料金で1000円。
☆☆☆106) 2004年2月28日
「赤い月」・・・なかにし礼原作、常盤貴子
もう少し迫力あるストーリーかと思っていたが。全体に善人ばかりの内容で少し物足りない面も。もっと醜い人間関係があってもおかしくないのでは。確かにそれぞれの人物は熱演していたようであるが、もう一つ心に残らない映画であった。北島にて15人ぐらい。
☆☆☆
107)2004年3月4日
「ヘブン・アンド・アース」・・・中井貴一
中国映画に中井貴一が入っている。その彼は日本人を感じさせない魅力があった。日本の俳優もこれぐらい板についていればOkか。中井がどのような展開となって活躍するのかが楽しみであった。彼の最後の最期は物足りない部分もあったが、なかなかよかった。最期のクライマックスは良かったような、そうでないような不思議な結末であった。北島にて数人。
☆☆☆☆
108)2004年3月7日
「ゴシカ」
タイトルの意味は??ホラー映画と聞いていたが、それほど恐い内容ではなかった。無理な展開もあったが、迫力あるストーリーとヒロインの演技が抜群であった。最初からあの夫婦は変だなと直感したのは私一人ではあるまい。伏線か、あの院長は怪しげであった。その後あのハンサムな同僚も怪しく感じたこともあったが。あんなに簡単に精神病の名前がつけられるのか?犯罪はできても、今まで優秀な医者が突然精神病のある犯罪者に変わるなんて!少し無理もあったが、面白かった。ただし今回中学生と思われる5人組が見ていて、映画の途中で席を代わったり、ゴソゴソ動いたりして水をさされた。中学生が見るのはあまり感心しない内容であると思うのであるが。蔵本にて8人。
☆☆☆☆
109)2004年3月20日
「レジェンド・オブ・メキシコ」
昔風のストーリー。こんな感じの話は昔から知っていたような気がする。主人公はやけに強く不死身である。そしてバッタバッタとガンで人が殺されて、迫力をだしているような演出?であるがこれはあまりにもやりすぎの感じがした。ヒーローが強すぎて、人間離れしていたような。最期の戦いもあまりにもうまくいきすぎてつまらなかった。ただ、撃ち合いのシーンだけが頭にこびりついた。救いはギターの演奏がエキゾチックで効果的であった。それがメキシコらしく感じた。北島にて80人強。
☆☆
110)2004年3月21日
「クイール」
盲導犬の一生の話である。私も犬の一生を見てきただけに深く感動した。人の一生も波乱があるかもしれないが、犬とて同じようなものとして感じた。生まれて大事に育てられ、家族から離れていく。活躍した時もあるが、あっという間に老いて最期を迎える。邯鄲の夢という中国の故事があったが、人間も犬も振り返れば短い一生かもしれない。人の役立つ仕事をしてきた誇りというか、普通のペット以上に盲導犬に対する愛着、尊敬の念、親近感・・・とうまく表現できないが、何か心に響くものがあった。涙を演出するようなシーンは少ないのに、思わず涙腺がゆるくなった。淡々とした展開が気持ちよかった。北島にて30人ぐらい。
☆☆☆☆☆